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スプーンとボウルとナイフ スウェーデンの木工家、ヴィッレ・スンクヴィストのドキュメンタリー

2,500円

※こちらはダウンロード商品です

The_Spoon_the_Bowl_and_the_Knife-JP.pdf

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ヴィッレ・スンクヴィスト(1925-2018)は、世界的に有名なスウェーデンの木工家です。彼はかつて農民たちが自ら作った素朴な生活道具について深く学び、忘れられつつあった斧やナイフの様々な使い方を体系化しました。著書『Swedish Carving Techniques(スウェーデンの木彫技法)』(1990)は世界でベストセラーになり、スプーンや器作りの講座も人気を博しました。いま世界に広がるグリーンウッドワークのムーブメント、特にナイフで削る生木のスプーン作りの人気は、ヴィッレから始まったと言っても過言ではありません。 このドキュメンタリーは、息子であり世界で活躍する木工家であるヨッゲ・スンクヴィストが、当時87歳だった父の仕事と思想を記録し、クラウドファンディングで製作したものです。生涯現役の木工家だったヴィッレが、斧やナイフを巧みに使い分け、美しい杓子に仕上げていきます。生木を旋盤でダイナミックに挽き、器に仕上げる様子も紹介されます。グリーンウッドワークや北欧の工芸に関心のある方に、ぜひご覧いただきたい作品です。 伝統の継承者、ヴィッレ・スンクヴィスト ヴィッレ・スンクヴィストの故郷は、スウェーデン北部の伝統文化が深く息づく、ヴェステルボッテン県のヘーグランド。ヴィッレは家具デザイナーのカール・マルムステンやアメリカの民俗研究家ビル・コパースウェイトとの交流に触発され、自身の知識と人生哲学を広く世界と分かち合うようになりました。ナイフによるスプーン削り、旋盤での器作りについてのヴィッレの著書や講座は、世界中のたくさんの人がグリーンウッドワークの伝統を学ぶきっかけになっています。 2013年に撮影された本作では、87歳のヴィッレが杓子とボウルを製作。樹木の選定から、模様の彫り込み、亜麻仁油を使った伝統的な仕上げまで、全工程をお見せします。また12歳で初めて木彫りの馬を作ったときから用いてきた、刃物砥ぎの技術もご紹介します。 プロデューサー、ヨッゲ・スンクヴィストからのメッセージ 父、ヴィッレ・スンクヴィストも私も、アメリカ・ノースカロライナ州のカントリー・ワークショップスで長年グリーンウッドワークを教えてきました。この施設の創立者ドリュー・ランズナーが、父の生涯と仕事についての映画をつくってはどうかと2012年に提案してくれました。私もプロの木工家として、若い世代が本物の伝統の継承者と出会う必要性を感じました。このような“ローテク”の工芸の伝統は、環境と社会の持続可能性が問われる今、また新たな意味を帯びてきています。 ヨッゲ・スンクヴィスト(木工家) 内容 1. はじめに   ヴィッレ、スプーンを語る 2. 杓子作り   木を選ぶ →割る →斧ではつる →さじ面を彫る →ナイフで削る(荒削り) 3. 乾燥 4. 砥ぎ 5. ヴィッレの人生の歩み 6. 杓子作りの続き   ナイフで削る(仕上げ削り) 7. ボウル作り   外側を挽く →内側を挽く →研磨 8. 表面の仕上げと模様の彫刻 日本語版の販売について: 本作はオンラインストリーミングを先行して販売します。オンラインストリーミングはDVDより画質が良く、斧やナイフワークを細部までご覧いただくのに適しているほか、一度ご購入いただくと何度でも繰り返しご覧いただけますので、スマートフォンなどで動画を見ながら練習するのにも適しています。 DVDは現在スウェーデンで新しいカバーを製作中で、完成次第、日本語版の販売も予定しています(ストリーミング版より定価は高くなります)。 本作の収益の一部は、息子ヨッゲ・スンクヴィストによる父の思想と技術を伝える活動に寄付されます。 製作:ヨッゲ・スンクヴィスト 日本語版翻訳:まつしろなおこ 日本語版監修:久津輪雅

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